java

Sunday, February 19, 2012

craftman of Gat hat 갓

http://nekonote.jp/korea/old/pic/class.html

SvjXcAa9J3OA
朝鮮時代の身分制度
朝鮮の社会制度として長く続いた身分制度は
明治43年(1910)の日本との併合によって大韓
帝国が消滅したことで社会制度である身分制度も
消えました。


この画像の人が被っているのは帽子ではなく
冠(カッ)と呼ばれる身分を現す衣装です。

彼が被っているのは 成人した常民階級を示す
冠です。

露店で冠を作って販売する職人なので常民
階級になります。


大邱の町で撮った雨傘の専門店の看板です。

冠が帽子ではないことが分かる写真です。
雨が降るとこのようなカバーを冠の上に
被せて傘とします。

帽子ではないので室内でも取ること はなく、
人前で取る事は失礼にあたるようです。

材料は馬の尾毛で編むといわれていますが
普通は細く割いた竹糸で編み漆で黒く仕上げます。
同じ身分でも年齢や職業によって厳然とした差別が
ありました。

階級区分によって 冠婚葬祭はもちろん 衣食住の
日常のすべての事柄まで細かく規制がありました。

衣冠束帯の様式を定めたのが經國大典です。
「經國大典 礼典 雑令集」で 士族五十竹草笠、庶民三十竹草笠として記述されています。

階級を簡単に説明すると下記のようになります。

1.王族.貴族
王族及び王族との婚姻関係があった族譜で記された数十の一族のみ指します。
例として一番多い金氏では
安東-金氏、慶州-金氏、清風-金氏、江陵ー金氏、姜山-金氏
それ以外の金氏は平民です。

2.両班
科挙によって登用される文武の高い官職や儒教の学者をだした一族
3.中人
低い官職の人や門地と呼ばれる家柄が高い人、教育を受けた人など
経済的には常民と同じで農工商業を営んでいました。
科挙を受ける資格があり、お金があれば郷校にいくことも出来ました。
しかし両班に対して平伏する義務がありました。

4.常民
普通の庶民で 農業、工業、商業を営むもの
学ぶことは禁止で科挙の受験資格がありませんでした。
衣服も白のみで 家屋は門を作ることが禁止、

5.賤民
最下層の階級で奴隷です。公賤と呼ばれる政府の所有する奴婢と
両班・中人が使う私賤の奴婢がありました。
区分は多数あり、白丁、奴婢、倡優、僧侶、駅人・・・などがありました。

僧侶が低いのは儒教が国教なので仏教は排斥されて、街中にあった
寺院はすべて破壊されて、山奥にある寺だけがわずかに残りました。
巫女(ムーダン)も同じです。

奴婢は使用人、 倡優は芸人、妓生など、駅人は飛脚や駅の保全雑務をする者

白丁は動物の屠殺に従事する者
これが最下層とされ、特別の笠を被って明示することが義務とされていました。

クーデターに失敗した金玉均の妻子が忠清道府の官婢とされたのも奴隷制度の 悲惨さです。

經國大典 礼典 雑令集」で 士族五十竹草笠、庶民三十竹草笠

經國大典

朝鮮の身分に応じた衣冠束帯の基準や
式典様式などを定めた法令

このぺーじから具体的に 最高の身分である正一品から 正九品までの服装基準を撮ってあります。









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