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韓国人なら誰でもが知っている春香伝に出てくる暗行御史、李道令が「御使出道だァ!」と馬牌を高々に上げて自分の身分を明かし、駅吏を動員して悪代官(県監)を懲罰するのが、この駅からはじまった。
駅とは管営の公務の官吏を泊める宿舎のことである。駅の責任者は察訪といい、常時20頭以上の駅馬と50人位の駅吏を常備し、公務で地方に出張する官吏の便宜をはかった。
春香伝の李道令が高々と上げた金属の馬牌は、暗行御使の証印ではなく、公務旅行のための馬匹徴発令状であった。緊急に逮捕する必要上、暗行御使の身分証明書を出す時間がなかったのだろう。
朝鮮朝時代には、全国に約400の駅があり、駅吏も大きい駅には200人もいたという。
各駅には公須田、急走田などの国有地の駅屯土があり、そこから上がる費用で、駅吏たちの給料や駅の公費をまかなったという。現在、ソウルの驛村洞は、昔の「駅」村である。
画・文
木丁・金龍煥
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