http://www.bsfuji.tv/kimsooro/cast/
http://www.imbc.com/broad/tv/drama/suro/
キム・スロ
朝鮮半島南部でバラバラに存在していた小部族を束ねていき、連盟国家伽耶を統一に導いた最初の王。北方遊牧民族の祭天金人族族長キム・ユンとその妃チョンギョンの息子。チョンギョンが後漢の追っ手から逃げる途中、船の中で生まれる。しかし、船が難破して浜に打ち上げられたところを狗耶(クヤ)国の鍛冶職人に拾われ、鍛冶長のチョバンの子として育った。有能な鍛冶職人に成長していくが、狗耶国の祭司長イビガの妻になったチョンギョンに警戒され、互いに母子だとは知らないまま葛藤することになる。神託により王になると予言されていたが、そうなるまでにはチョンギョンの息子イジンアシ、のちに斯盧国の王になるソク・タレ、神(シン)鬼(グィ)村の族長神(シン)鬼(グィ)干(ガン)などと熾烈な戦いを経なければならなかった。王になると、強力な鉄器製造技術を武器に伽耶を海洋貿易国家へと育て上げていく。明るく快活で思いやりがあり、徐々に王としてのカリスマも身につけていく。
※子役:パク・コンテ
チソン
1977年2月27日生まれ。1999年、ドラマ『カイスト』で俳優デビューした。2001年にドラマ『華麗なる季節』の主演に抜擢され、2003年にはドラマ『オールイン』でイ・ビョンホンのライバルを演じて知名度を高めていく。2003年にドラマ『王の女』で時代劇に初挑戦し王を演じた。その後、ドラマ『愛情の条件』、『ラストダンスは私と一緒に』で主役を演じ、日本でも韓流新スターの列に名を連ねるようになった。2005年には時代劇映画『血の涙』にも出演している。同じ年にオムニバスドラマ『胸震わせて』でヒロイン役のペ・ジョンオクを相手に幻想的な恋人役を演じてもみせた。2005年、さらなる飛躍が期待される中で兵役入隊して惜しまれた。だが、兵役中も兵務広報大使で活躍するなどして、2007年に除隊。早速出演したドラマ『ニューハート』をヒットに導いてみごとにカムバックを果たした。2009年に主演したドラマ『太陽をのみ込め』ではユ・オソンと共演している。
http://easy5.blog59.fc2.com/blog-entry-1200.html
”鉄を持つ者が世界を征す”
歴史に埋もれた幻の王国=伽耶(カヤ)
海外交易に優れた鉄器文化で西城まで進出し繁栄を築いた謎多き国。
東アジア史の“ミッシング・ピース(失われた欠片)”と言われているそうです。
本作品は、
朝鮮半島の一角で連合国家を形成し、建国した王=金首露(キム・スロ)の一代記を描いた歴史大作です。
韓国国民の3分の1がの伽倻(カヤ)子孫といわれながら、資料が乏しく、いまだに謎の多い国と言われているそうです。
伽耶(カヤ)と聞いて思い出すのが
韓国ドラマ『善徳女王』でトンマン(善徳女王)の右腕として働いたキム・ユシン。
伽耶系のキム・ユシン一族は、当時権力から疎外された階層に属していました。しかしトンマン(善徳女王)との出会いでメキメキ頭角をあらわし中央政界に進出。のちに三国統一に大きく貢献するなど知略と治略に優れた人物だったとか。(この話しは韓国人にとっては常識なのだそうです。)
ドラマ『善徳女王』ではトンマン(善徳女王)に仕える人物として紹介されていますが、実際は金春秋(キム・チュンチュ)との関係が深かったようです。
朝鮮半島で大きな力を誇った新羅(シルラ)において、キム・ユシンは重要な役割を果たした人物なんですね~
金首露(キム・スロ)は、そんな偉大な将軍キム・ユシンのルーツ”伽耶(カヤ)”という国を建国した人。
そう考えると親しみがわくでしょ? (笑)
チソン と コ・ジュオン 出演の時代劇は久しぶりなので超楽しみで~す!
http://sweetest-kimuchi.blog.so-net.ne.jp/2010-12-30
鉄の王「金首露(キム・スロ)」 18話~32話 [韓国ドラマ]
鉄の王 「金首露(キム・スロ)」 (全32話)
連合国家・伽耶(カヤ)となる前の小国 狗耶(クヤ)
この狗耶国という呼び方ですが、連合国家 伽耶になる前の名前らしく、他にも斯廬国又は辰韓は後の新羅。
馬韓は後の百済の呼び方らしいです。
狗耶国は、我刀干、汝刀干、彼刀干、五刀干、留水干、留天干、神天干、五天干、神鬼干の9部族で治められていて、1部族1万戸程度の規模。 部族連合国家だったんですね。
韓国で最も多い姓って ”金” らしいんです。
やっぱり・・笑
ちなみに”金”という姓の先祖が暮らしていた代表的な郷は
●金海
●慶州
慶州”金氏”の始祖は 金閼智(キム・アルジ)
金海”金氏”の始祖は 金首露(キム・スロ)
現在でも 金海出身者の 金海”金氏" と 金海”許氏” は姓が違うのにもかかわらず
たがいに金首露とファンオクの子孫だとして婚姻関係を結ばないらしいです。
驚きですね。
by JC
http://ameblo.jp/edama-me/entry-10110226674.html
2008-06-26 20:23:02
伽耶の発展と滅亡テーマ:「気になる韓国史」
新羅と伽耶は同じころともに発展しました。
はじめは新羅よりも伽耶が先に国の形を整えました。
伽耶地域には鉄がたくさん出るので鉄で農機具も作り、武器も作ることができたからです。
特にキムスロ王が立てた金官伽耶伽耶は鉄を中国と日本に輸出するほどでした。
そのおかげで伽耶の民は豊かな生活を送りました。
金官伽耶は近くにある新羅よりも百済や日本と親しく付き合いました。
だから新羅を攻撃しようとする百済に力を貸してあげたところ、逆に新羅を助けに来た高句麗軍に攻撃されました。
それによって金官伽耶は力が弱くなり、伽耶6国の中心は金官伽耶から大伽耶に移りました。
伽耶ははじめは新羅よりももっと発展した国でしたが、6つに分かれている国が力を合わせることができなくて、百済や高句麗のような大きな国に発展できませんでした。
結局仏教を受け入れて大きな国にのし上がった新羅によって、伽耶の6つの国は次々と滅亡していきました。
えだまめ
同盟って難しいんですね・・・。国の興亡がかかってます。
西洋諸国の外圧によって日本がたくさんの国に分かれた江戸の幕藩体制を改め明治政府をつくったのもこういうわけなんでしょうね・・・。
まとまらないと一つずつやられちゃうから。
伽耶が日本を生んだ国だという韓国の説があります。
伽耶からの移住民が日本を作ったというものです。
逆に日本には朝鮮半島南部を支配したという「任那日本府説」があります。
実際、韓国での「前方後円墳」の発掘により、一時期倭人が住んで勢力を持っていたことがわかっています。
百済が周辺国を直接支配し、その外の部族は倭の軍隊をおいて統治したという説です。
でもなんで倭人が百済の統治に加担しているのかな?
http://blog.goo.ne.jp/luis-barragan/e/9dd31af07a78260bc10f0c4233d3c84d
韓国の前方後円墳は倭人の墳墓
http://www.chosunonline.com/article/20071118000001
「善徳(ソンドク)女王」の後に「鉄の王キム・スロ」が始まった。
韓国の歴史は、日本人にとってあまりなじみがない。最近、ある人に「麗水(ヨス)」って、昔は「百済」だったの? と聞かれ、全く答えられなかった。少し、調べてみると、 三韓時代は百済で、統一新羅時代は新羅ということだった。このあたりの歴史を勉強しなくては・・・
以下は、下調べである。
紀元1世紀の初め。朝鮮半島北部ではドラマ『朱蒙』の主人公チュモンが建てた高句麗が、『風の国』の主人公ムヒュルの代となり、強大な国として勢力を誇っていた頃。朝鮮半島南部では、まだ小さな部族がバラバラに存在し互いに牽制しあっていた。そんな小部族をまとめ上げ、優秀な製鉄技術と海洋貿易で名を馳せる国家《伽耶》の初代王になったのがキム・スロだ。
このドラマ『鉄の王 キム・スロ』は、王になると予言されたキム・スロが数々の試練を乗り越えて成長し、民に絶大な支持を得る王となっていく姿を描く。《伽耶》は、海を隔て倭の国(日本)と国交をもち、遺跡からは日本人が居住していたと思われる痕跡も発見されており、古代日本とのつながりも深かったと考えられている。もしかするとキム・スロ自身も当時、日本人と何らかの接触があったかもしれない。
実際の伽耶の歴史はまだわかっていない面が多い。このドラマはそれを逆手にとって、キム・スロの人間的成長を軸に、激しい権力闘争あり、哀切なロマンスありの痛快でスリリングなエンターテインメント巨編となっている。特に、本作は、冒頭でいくつかの《みつづけている視聴者だけが知る秘密》がちりばめられ、それらが手に汗握る展開の中で少しずつ明かされていくという仕掛けもハラハラドキドキさせるポイントだ。海で難破して生き別れた母と子のチョンギョンとキム・スロの二人は、お互いの《関係》を知らずに、時にニアミスしながらも敵対し、すれ違って生きていくが、いつか母子の情を交わせる日がくるのだろうか。敵としてチョンギョンを追い、同じ船に乗り合わせて記憶喪失になり、キム・スロの右腕となっていくトゥクソンは記憶を取り戻すのだろうか? キム・スロのライバル、ソク・タレはどのように新羅の王となっていくのか?その先が早く知りたくなって観始めたら止まらない。
伽耶は1世紀から6世紀半ばまで朝鮮半島南部で栄えた国で、韓国人の3分の1はその子孫だといわれている。その伽耶を連盟国家に導いて初代王になり、韓国でもっとも人口が多い一族である金海キム氏の始祖とされているのがキム・スロだ。彼はドラマ『善徳女王』のヒーローのひとりであり、新羅の朝鮮半島統一に貢献したキム・ユシン将軍の先祖でもある。 このように韓国人にとって重要なルーツのひとつである伽耶とキム・スロだが、これまでドラマで描かれることはなかった。それは伽耶が新羅に吸収されて、早い時期に歴史の舞台から姿を消してしまったためだろう。だが、伽耶は埋もれたままの存在ではなかった。近年、金海を中心に伽耶の遺跡や遺物が続々と発見されて、伽耶の歴史に光があたりつつあるのだ。そこからは製鉄技術など数々の先進文化の産出国であるとともに、日本や中国とも交易した海洋貿易国家の姿が見てとれる。そうした伽耶の輝かしい歴史の発掘研究は始まったばかりで、その全貌が明らかになるにはまだ当分かかるだろう。 ドラマ『鉄の王 キム・スロ』は研究に先駆けて伽耶とキム・スロの雄姿を現代によみがえらせた。なお、伽耶(クヤ)の前身としてキム・スロが生まれた国は、ドラマの中で狗耶国と呼ばれている。
う~ん、奥が深い。
http://kirikorori.blog63.fc2.com/blog-entry-126.html
「鉄の王キム・スロ」32話のあらすじ
今回は映像のみのシーンが多く、(きれいなんだけど、長すぎてバランスが悪いのよね)あらすじはいつも以上に短いです。
32話
ようやくファンオクが到着し、無事、結婚式を挙げる二人です。
そして、即位式。
スロは漢の方式も斯盧国の方式にも則らず、人民を式場に入れての即位式です。
イジナシが自ら鍛錬して作り上げた宝刀を抜き、自分が望むことはただ一つ、人民の幸せにすることだというスロ。
続く宴においては自らトゥクスンとの剣術対決に出て、民を笑わし、人々と一緒に盃を交わすスロです。
ファンオクは王となったスロにお願いをします。生まれてくる子のうちの何人かに自分の姓を名乗らせたいというのね。
難色を示すスロですが、王ならばできるでしょう、と言うファンオクに逆らえないスロ、約束します。
スロ、さっそく尻に敷かれているような…。
そして、斯盧国との対決です。
アロはファンオクの元に行き、国を建てるということは製鉄窯を作るのとはわけが違う、と助力が必要ならは言ってくれるように言うのですが、製鉄窯も国も結局は一緒だと言うファンオク。
タレは王座に就いたスロに対面し、チャンソゴクを手放すように言うのね。
でも、先の戦争の時に斯盧国の王は伽耶の国として認めたのだ、と取り合わないスロ。
武力をちらつかせ脅迫的な態度に出るタレに伽耶国は自らが他の国へと隣国に戦争を仕掛けることはしない、と言うことを明言します。
今は心からそのようなことが言えても、時が経てば変わる、と言うタレに、タレの野心を指摘するスロ。
自分が斯盧国の王になるために伽耶国を利用するな、と言うスロです。
王になっても変わらず、人々と交流するスロ、そして、イジナシはチャンソコクへと帰ることになるのですが、その時、ボトリの妊娠が分かります。
そして、タレとアロも斯盧国へと帰ります。
再び伽耶国は自分からは侵略することはないが、侵略された時は容赦はしない、と警告をするスロですが、タレは次次雄王に戦争を進言。
アニ王女は帰ってきたら結婚を許してもらえることになったと言ってタレを送り出します。
そして、斯盧国の出軍の知らせは伽耶にも伝えられ、出軍、戦争がはじまります。
言いたいこと、というか文句はたくさんあるのですが、それは、全体の記事を書く時に改めて。
ここでは、気になったことをちょっとだけ。
ここで終るんだったら、タレとアニの話はむしろ邪魔になっていません?
イビガはどうなったんでしょう?
抜け出したことはまちがないと思っていたのですが…。
http://kouryuu.blog.so-net.ne.jp/2011-01-12
鉄の王キム・スロ(金首露) [韓国ドラマ]
夕べは第13話。今まで見ていなかったので、まるで内容がわかりませんでした。
主役の首露王(伝説の伽耶・初代王)が奴隷になっており、伽耶部族も9つの部族に分かれていた。つまり、大祚榮(テジョヨン)と朱蒙(チュモン)を足して2で割ったようなドラマ。ドラマ(日本語吹き替え)では、スロ、スロと呼んでいたけど、スロはもちろん本名でない。日本版Wikipediaには記載すらされていないけど、私の持っている本にはネヂル・チョンギ(悩窒・青裔)とあります。しかし、伝説の人物なのになんで本名があるんだろう?
伽耶諸国はいろいろあるのだが、スロの建てた国は特に後代、金官加羅と呼ばれている。実は、このことが日本の歴史に重大な意味を持つのだが・・・。(詳しくは次号で)
伝説の伽耶(加羅、駕洛)は、善徳女王にでてくるキム・ユシンの父方の血統。後に新羅に滅ぼされて従属することになった。ユシンは大伽耶(テガヤ)最後の王の孫かひ孫といわれていますね。もっとも、最後は大将軍ユシンが三韓を統一して実質的な王になったから、先祖の仇を討ったともいえるけどね。晩年には、年下のチュンチュ(金春秋=新羅武王)の娘を妻にしたくらいの権勢をほこった。逆にチュンチュはユシンの次妹を妻にしている。ユシンとチュンチュの蹴鞠の逸話は、日本書紀の中大兄皇子と中臣鎌足の逸話に投影されているほどだ。
さて、学校の歴史ではほとんど習わない伽耶諸国とは、実は倭のことなのだ。古来、倭とは中国中部の西岸あたりにいたのだが、漢帝国などにおされて徐々に山東半島~遼東半島~朝鮮半島~対馬・九州北岸と移動していった。一般的には、伽耶は新羅と百済にはさまれた朝鮮半島南部地域と考えられてる。基本的に
倭・伽耶 VS 新羅
という図式が長年続いたことは間違いない。倭と新羅が戦争するこはあっても、倭と伽耶が戦争したことは一度もないんだよね。後に百済遺民が日本の支配者層になるから、日本書紀もほとんどが伽耶~百済の歴史書を投影している。
http://kouryuu.blog.so-net.ne.jp/2011-01-12-1
倭・伽耶の真実 [韓国ドラマ]
金首露王(キム・スロ)は卵から生まれたという伝説の王。新羅の始祖ヒョッコセも卵から生まれたという。ドラマ善徳女王でも以前、大きな卵が登場しましたね。
問題はその卵はどこにあったかということ。
実は、その卵が天から下ったという山は、クジフル(亀旨峰)なのだ!なんでビックリかというと、日本の天孫降臨神話でニニギノミコトが舞い降りたのが、筑紫の日向の高千穂の槵触峯(クジフルノタケ、久土布流多気)だからだ。つまり、福岡県の日向というわけ。なんだ、やはり、日本書紀はパクリだったのかぁ~と思う人が多いと思うが、これはパクリというより、倭国の本質が百済・伽耶だと考えれば、まじめに先祖の歴史を語り継いだに過ぎないんだよね。
さらに驚くことに、神武天皇の即位したという橿原宮(かしはらのみや、可之波良能宮)のカシハラも金官加羅の金官(カシ・パラ)のことなですって。仁徳天皇の難波も今はナニワと発音していますが、これも実は訓読みでカシ・バラと読むのだそうです。関西の人にはビックリな話ですねぇ~。さらには、欽明天皇の金刺宮もカシハラの異表記だという。つまり、スロ王が即位した王宮の名前である金官を踏襲しているわけなんだす。
因みにこの金官の由来は、スロ王の本名の悩窒・青裔(ネヂル・チョンギ)=金・青の意味・・・から来ているという。
クジフルに亀旨峰という漢字を当てたのも名訳である。朝鮮でも日本の大和仮名と同じで自国の言葉を表記するために漢字の音や訓を当てるのだが、亀という漢字を当てたのは実は加羅も(卑弥呼の)邪馬壱国の邪馬も亀の意味だからだ。
日本語のヤマ=山が亀の形であることは当然だから、邪馬とは山もしくは亀のことである。一方、始祖が卵から生まれたという説話をもつ新羅・伽耶が卵生の亀をイメージしたのも当然。だいたい、朝鮮ドラマを見ていても朝鮮王の玉璽(印鑑)はなぜか亀のデザインなんだよなぁ~。
日本でも有名な朝鮮南端の釜山(プサン)の釜(カマ)もカメから来ていると思える。
そもそも、クジフルの亀旨という表記が卵の意味のクヂであるそうだ。古代朝鮮の訓読みの仕方で郷札という方式だ。たとえば、古(いにしえ)と訓読みさせる場合は部(へ)を付け加え、古部と書くことで訓読みできる。また草の字を訓読みで(くさ)と読ませる場合は、逆に先頭に久(く)をつけることで久草(くさ)と読ませる。
http://kawasaky.at.webry.info/201103/article_11.html
倭人の瓠公と鉄の王キム・スロ
<< 作成日時 : 2011/03/08 10:59 >>
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この二人の存在はとても面白い。共に新羅と倭国の但馬、丹波、丹後とがかなり関係していると考えられるかたらだ。
重要なのが建国時に重臣となって影の王のように振る舞い活躍した瓢公という、瓢箪を腰に付けて船で渡来したとされる倭人で、この人物は現代の朝鮮人のアイデンティティの根幹を揺るがしかねない問題をはらんでいる。
瓢公は新羅建国の前に倭国から来た。新羅建国後、天日矛は自分の親の地難波に向かって帰っていったアカル姫を追って倭国に来た。最終的に但馬に留まった。三国史記、日本書紀、古事記から想像するとこのようになるが、なんだかしっくり来ない。
重要な国、伽耶は倭国の一部であった。
そこで ” 鉄の王キム・スロ ” のドラマ。以下このドラマの見所である。
紀元1世紀の初め。朝鮮半島の北部ではドラマ『朱蒙』の主人公チュモンが建てた高句麗が、『風の国』の主人公ムヒュルの代に入って急速に強大な国に発展していったころ。朝鮮半島の南部ではまだ小さな部族がバラバラに存在し、互いに牽制しあっていた。そんな小部族をまとめ上げ、優秀な鉄器製造技術と海洋貿易で名を馳せる国家、伽耶(カヤ)の初代王になったのがキム・スロだ。
このドラマ『鉄の王キム・スロ』は王になると予言されたキム・スロが、数々の試練を乗り越えて王に成長していく姿を描いていく。伽耶の中心は日本に向いた海に面していて、古代の日本とのつながりも深かったと考えられている。遺跡からは日本人が居住していたと思われる痕跡も発見されており、もしかするとキム・スロ自身も日本人と関係があったかもしれない。だが、実際の伽耶の歴史はまだわかっていない面が多い。このドラマはそれを逆手にとって、スロの人間的成長を軸に、激しい権力闘争あり、出生の秘密あり、哀切なロマンスありの想像力あふれたエンタメ作品に作りあげた。
制作費200億ウォンをつぎ込み、かつて伽耶が存在していた地域である金海市、馬山市がロケ地提供など全面的に支援する。おかげで活気みなぎる鍛冶場の様子や、近隣諸国だけでなくインドや西域との壮大な海上貿易の様子が臨場感たっぷりに再現された。
主人公キム・スロはドラマ『王の女』で王を演じたことがある韓流スター、チソンが演じる。チソンは役作りのために武術と馬術、剣術の特訓を行い、演技面では初期の明るくやんちゃな青年から次第に王になるカリスマを身につけていく過程を演じ分けてみせている。スロの母でありながら敵という難しい役にドラマ『花よりも美しく』のベテラン演技派女優ペ・ジョンオクを、正面からの敵役に映画『友へチング』でチャン・ドンゴンとダブル主演したカリスマ俳優ユ・オソンを投入した。ペ・ジョンオクはドラマ『胸震わせて』で、ユ・オソンはドラマ『太陽をのみ込め』でチソンと共演したことがある。その他コ・ジュウォン、ソ・ジヘ、カン・ビョル、イ・ピルモなど伸び盛りの俳優たちを重要な役に抜擢布陣した。ドラマ『王と私』で王を演じたコ・ジュウォンは、スロと王座を争うライバルとして登場する。インドから来てスロを助け王妃になるソ・ジヘは、ドラマ『シンドン』でも他国から来て王妃になる役を演じたことがある。スロと大悲恋を演じるカン・ビョルは新人女優だが、このドラマを通じてニュースターに躍り出た。出演するドラマがすべて高視聴率のイ・ピルモは時代劇初出演。味方なのか敵なのかわからない屈折した役を演じ切ってみせる。地域社会の後押しと新旧名優たちの熱演が期待できる大作ドラマ『鉄の王キム・スロ』。このドラマを通じて、古代日本にも影響を与えたと思われる伽耶の歴史に夢を馳せてみよう。
http://navicon.jp/news/9657/
「鉄の王キム・スロ」の舞台、伽耶の歴史を年表と地図からドラマの予習!-BSフジ [2010年10月19日00時12分] 【ドラマ】
それぞれの国の境界線は時代によって変化します。
おおよその位置関係を知る目安としてみてください。
伽耶は1世紀から6世紀半ばまで朝鮮半島南部で栄えた国-ちょうど半島(当時は半島+中国東北地方の一部をあわせた広大な領土だった)が、今では原三国時代と呼んでいる時代から三国時代と呼ばれている時代に存在した。。
まずは歴史年表でドラマの時代を確認しよう。朱蒙の孫、「風の国」の主人公ムヒュル(後の大武神王)の舞台となった時代だ。
次は、位置の確認だ。ドラマ「朱蒙」の主人公が建国した北の大国・高句麗が南下してきたころ、半島の南部に馬韓、辰韓、弁韓の三つの韓(三韓)が存在した。その中の弁韓は、狗耶(クヤ)国など12の小国からなり、後に6つの伽耶国を形成する。その中で中心となったひとつの伽耶国がドラマの主人公キム・スロ(金首露)の国。三国時代の地図で確認しよう。ピンクの部分だ。
ちなみに三韓のうちの馬韓はのちに百済に、辰韓はのちに新羅となる。当時の半島は北を高句麗、東を新羅、西を百済、そして南を伽耶が支配していた。三国時代は実際には伽耶も含めた四国時代と呼んだ方がいいかの知れない。
伽耶は、優れた製鉄技術で鉄製の農機具を使った稲作農業が早くから発達し、地の利を生かした海上交通で、日本、中国とも交易した貿易国家でもあった。4世紀ごろまでは後に半島を統一する新羅より強国だった。
劇中でもいわれているが、伽耶の鉄の剣は素晴らしく、首や肘、脚あてまで完璧に覆った鉄製の鎧一式は諸外国からも高い評価を得ていた。
「朱蒙」「太王四神記」「善徳女王」「千秋太后」など、ナビコンで特集しているこれら英雄物語でも“鉄”にこだわっている場面が多々あり、伽耶の優れた鉄製品に触れていることもある。。
そんな伽耶は562年に新羅に併合され歴史に幕を閉じるのだが、そのきっかけを作ったのが他でもない「太王四神記」でおなじみの高句麗の広開大王の攻撃だった。
伽耶の建国から随分先に進んでしまったが、「鉄の王 キム・スロ」は、弁韓が12の小国からなっていたころから、まだ狗耶(クヤ)国と呼ばれていた伽耶を連盟国家に導いて初代王となったスロの一代記である。
当時は国号もなく、王もおらず、我刀干(アドガン)など9人の干が民を治めていた。
(C) MBC 2010 All Rights Reserved
劇中スロは、北方民族のチョンギョンとキム・ユンの子供となっているが、当時のことを記した書物「三国遺事」によると、天から6つの“金の卵”が下ってきて、その中のひとつがスロだった。あとの5つの卵もかえってそれぞれの伽耶を治め、スロが伽耶連合国として統合したとされている。
卵というと、新羅の祖・赫居世(ヒョッコセイ)もそうで、世界各地にこうした神話があるようだ。ちなみにスロは金の卵から生まれたので“金”の苗字になった。今も韓国でもっとも多い名前だ。
また、韓国固有の琴をカヤグムというが、これは伽耶の琴のこと。
最後に、同じ時代を舞台にした他のドラマたちをドラマの年表(神話・古朝鮮~三国時代)でチェックしよう。まだ「鉄の王」は更新していないが、ドラマ「風の国」と同じ頃の物語である。関連性のあるドラマ、同じ時代、または前後のドラマを見ると、歴史背景がもっと理解しやすくなる。
また、他のじだいについては[ドラマで知る韓国の歴史]を参考にされたい。
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