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Monday, July 23, 2012

japanese Buddhism bowing style,Shasyu

http://qpbgm.sblo.jp/article/45707361.html

http://www.soto-iwa.jp/zazen3.html



叉手(しゃしゅ)

立っている時、歩く時の手の作法です。左手を、親指を内にして握り、手の甲を外に向け、胸に軽く当てて右手のひらでこれを覆います。


2.入堂(にゅうどう)の仕方


手は叉手にして、入口の左側の柱(襖・障子等)のそばを、柱側の足(左足)から、坐禅堂に入ります。坐蒲を持って入る場合は、必ず両手で持ちます。坐禅堂に入ったらいったん立ち止まり、聖僧(しょうそう)さまに合掌低頭(問訊)します。手を叉手にもどして、右足から進んで自分の坐る位置(坐位)に行きます。なお堂内では聖僧さまの前は横切らず、必ず後ろを通るようにします。



http://web.sugiyama-u.ac.jp/~yamane/sahou/fem-rei.html



おかしな女性の立礼

誰が考えたのか知らないが、ビジネスマナーで教える女性の立礼はへんだ。そのへんな立礼が最近ではスーパーのレジのおばさんにまで強制されているので、やたら目につく。
何がヘンなのかというと、支払いをすませた後、両腕のヒジを張って両手を腹の前で重ねたポーズを一瞬とるのだ。
どうやらこれはお礼の姿勢のつもりらしい。その格好がヘンだし、私にとっては礼をされた気がしないので、正視できない。
あげくは、その格好が見たくないので、そのスーパーにいくのがいやになる。スーパーマーケットという文化的教養に乏しい場所がとんだ「勘違い」を広めているから困ったものだ。その格好が間違っている根拠を示すので、正しい礼に直してほしい。






1気をつけ


2礼

根拠1:礼は畏(かしこ)まった「気をつけ」の姿勢でやるもの
姿勢には坐位も立位も、「気をつけ」と「休め」の二種類がある。
それは軍隊でも同じで、われわれは小学校でその軍隊式「気をつけ」と「休め」を教えられてきた。その際、「気をつけ。礼」という流れで、礼をする時は「気をつけ」の姿勢になおすよう教えられてきた。これが正しい作法である。言い換えると、「休め」(リラックス)の姿勢は、礼をする時以外の、(長時間の)話を聞く時、する時の姿勢である。だから礼をする時以外では「休め」の姿勢でよろしい。ここまではOKね。
次に、軍隊式でない「気をつけ」・「休め」の姿勢はどういうのかというと。小笠原流では坐位の姿勢をもとにしている。「気をつけ」は両手を自然に下に垂らし(指の間を閉じる)、手が体の真横というより、若干前方の腿に当てている姿勢。軍隊式のようにへんに力が入っていないのが特徴(右図1)。このまま股関節を軸に屈体すれば作法どおりの美しい立礼となる(右図2:屈体とともに両手が腿の正面に移動するのがポイント。その際両手はやや内側へ向け指を揃える)。
次に「休め」であるが、正坐位では両手を腿の上で重ねる。どちらの手が上かというと、古式では「左が上」であった(今はこだわる必要はないが、そう言っている私自身、右を上にしている人を見ると気になってしまうのは作法家のサガ)。その応用の立位の休めは、両手を体の前で重ねる(もちろん軍隊式では体の後ろで重ねる)。だからテレビなどで、話している人がこの姿勢でいるのはよろしい(左図。手の位置は図よりも下でよい)。


休め

ところが、礼をする時、この「休め」姿勢のまましてはいけない(していいのは人前で畏まる必要のない皇族だけ)。それは小学校で習ったように、礼をする前には「気をつけ」の姿勢にしなくてはならないから。つまり小学生でも知っている常識。
さて、問題のビジネスマナーでの女性用の立礼は、この「休め」姿勢のまま礼をしろというのだ。これは作法的には言語道断。礼に必要な敬意をこめない所作を意味してしまう。伝統的礼法からも、小学校の教育からみても間違っている。この「ビジネスマナー」、いったい誰が考え出したのか知らないが、とにかく本物の作法を知らない輩であることは間違いない。
昔の小津安二郎の映画(「秋刀魚の味」1967年)では上品な令嬢が正しい立礼をしていたから、このおかしな礼がひろまったのは昭和40年以降だろう。スーパーの経営者は、小笠原流礼法は知らなくても、小津の映画くらい見てほしい。こんな礼を小学校でやると、先生から叱られ、小学生から笑われるぞ。



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